NECモバイリング40年史
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●22最近10年の歩み2008平成20年当社の出来事一般社会の出来事業界の出来事 3月 旧ツーカーホン関西の空中線撤去作業実施 4月 健康手帳「Cナビゲーター」をNECが採用 6月 新販売方式に伴い中央サービスセンター開設 6月 中川勝博社長就任 7月 NEC香港から携帯電話のサービスセンター業務を受託 7月 「アソシエイト社員制度」、「コミュニティ社員制度」の導入 9月 携帯電話修理事業で“保有在庫の見える化”実施 9月 「ケータイサラダ」ASP契約件数1,000件突破 10月 「プロジェクトリーダー制」導入 10月 新たな基地局関連ビジネスを開拓 11月 販売事業本部事業ラインの再編(ブロック制を廃止し、ショップ販売事業部と法人営業事業部を新設) 12月 ショップにおける新商品・新サービスの拡大(Bフレッツ1,000件、「V1-Generate」1,000店舗) 6月 iPhone 3G発売 7月 NTTドコモが地域8社と合併 2月 イージス艦「あたご」と漁船衝突 4月 後期高齢者医療制度スタート 5月 中国・四川大地震 6月 東京・秋葉原で無差別殺傷事件 6月 岩手、宮城で震度6強、13人死亡 8月 北京オリンピック開催 9月 福田首相が突然の退陣表明、麻生内閣発足 9月 米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻、米国発の金融危機が世界に波及 10月 日本人4人がノーベル賞受賞 10月 東京株、バブル後最安値を記録 11月 米大統領選でオバマ氏勝利、米史上初の黒人大統領誕生へ 11月 元厚生次官宅襲撃事件で3人死傷流行歌 「海雪」「キセキ」N705iN705iμN706iⅡN706ieN706i旧ツーカーホン関西の空中線撤去作業実施 2008年3月末日をもってKDDIによるツーカー携帯電話サービスが終了することにより、当社は旧ツーカーホン関西エリアにおける空中線の撤去のための準備作業を受注した。 通信事業者は無線局の停止(停波)をした場合、空中線を撤去しなければならず、その準備段階として基地局の電源を落とし、空中線フィーダーを撤去する必要があった。当社は継続的に基地局の保守を受託してきたため、蓄積した知識と技術を評価されての受注となった。基地局数約2,800局を5社で分担することとなり、当社は617局を請け負った。 電波停止までの保守は他社が実施していたが、その後は当社が電波停止後の基地局の電源断およびフィーダー線カット作業を行い、4月1日から4月25日の期間で無事完了した。 ツーカーホン関西は1994年4月に開業したが、近畿圏におけるデジタル自動車電話のサービス開始に際しては、当社がその前年の1993年春からシステムの現地調整を始め、同年秋には大阪事務所を開設して無線自局試験、無線対向試験、エリア試験などを実施してサービスインに備えた。対象は大阪、京都、兵庫、和歌山、滋賀、奈良の2府4県にまたがり、138局を数えた。同社は2005年10月に、ツーカーセルラー東京、ツーカーセルラー東海とともにKDDIに吸収合併されている。健康手帳「Cナビゲーター」をNECが採用 メタボリック症候群予防のためNECではグループ全体で健康維持増進施策「NEC Health Innovation 21(NHI21)」の推進を決めた。そこで当社では、社内向けに開発していた「Cナビゲーター」、「からだスマイル」、「コンタクトセンター」などをパッケージ化してヘルスケア市場を開拓することとし、「Cナビゲーター」サービスがソリューションとして完成した。 「Cナビゲーター」は携帯電話を利用して自分専用のサイトに体重、運動、食事カロリーなどのデータを記録でき、生活習慣改善に必要な運動や食事の情報を受けることもできる双方向型のサービスである。2007年12月にNECより問い合わせを受け、2008年1月に「NHI21」トライアルを受注、同年4月に正式契約を果たし、その後、さらにサービスを拡大していった。新販売方式に伴い中央サービスセンター開設 2008年6月、東京都大田区平和島に中央サービスセンターを開設した。前年に実施された端末価格と通信料金の分離プラン導入に伴い、従来の端末価格を通話通信料金に上乗せする、いわゆる“0円”販売から、端末価格を2年分割で支払う購入方法が増加することとなった。この結果、端末の店頭価格が50,000~60,000円になるなど高騰し、端末の機種変更需要が減少して、故障時には修理して長期間使う傾向が強まり、修理台数が従来の4割増となった。また、一般修理以外とは修理代金の請求先が異なる「ケータイ補償お届けサービス」の修理受付にも対応するため修理ラインを分ける必要が生じ、新たに修理拠点を立ち上げることが必要となった。 こうして中央サービスセンターでの対応を開始したものの修理件数は急増し、さらに別フロアにも修理ラインを増床して、5本あった修理ラインを新たに6本増設、修理機の迅速な返却への努力に注力した。ライン当たり8人が必要となる人員の手当てとそのスキルの向上にはとくに苦労が伴ったが、各自の努力により軌道に乗せ、2012年3月の鴨居への移転まで“ケータイ補償”修理に寄与した。「Cナビゲーター」のホームページリーマン・ブラザーズの経営破綻を受けて日経平均が大幅下落(毎日新聞社)

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